心理学的に診断コンテンツがなぜ見られるかを考察

診断コンテンツが見られる3つの視点

診断コンテンツが見られる理由の心理学的考察

診断コンテンツが見られる理由を心理学の側面から考えてみると、
診断コンテンツには大きくわけて、3つの要素があるからだと考えられます。

ひとつは「シェアしたくなる要素」
もうひとつは「やってみたくなる要素」
最後に「結果を信じたくなる要素」です。

それぞれ見ていきましょう。

シェアしたくなる心理

診断コンテンツがSNSでシェアされる理由を一言で表すと、

診断コンテンツがユーザーの自己表現欲求を満たすから

と言えます。

 

自分の性格や特徴、心の奥底で考えていることを本当は表現したい。
でもその場がなかなかない。そこで使われるのが診断コンテンツというわけです。

もっと知りたい方は以下の記事をご覧ください。

100万PV超の心理診断テストに共通していたバズる秘密――結果画面主義と自己表現の場

やってみたくなる心理

ユーザーは診断コンテンツを使って、
自分の心の中で考えていることを表現したいと思っているから、
診断コンテンツはシェアされると述べました。

だとすると、シェアする際の投稿はどのようなものになるでしょうか?

(この診断結果は)「当たっている」「たしかにそうかも」「面白い」

性格やキャラクターに言及する診断なのであれば、
その結果が合っているのか、どう感じたのかを記述しがちです。

その投稿を見て、「じゃあ自分もやってみよう」と
診断をやってみたくなるのです。

結果を信じたくなる心理

診断結果を信じるケースとしては、

「診断が当たっている」もしくは「当たったと感じる」

というふたつが考えられるます。

前者は診断コンテンツの正確性が重要です。

データを分析し、ユーザーの性格や心理を的確に表す内容を
結果画面に表示できるかどうかが鍵。

一方、後者は心理学の側面から説明できます。

これを後述します。

心理学から見た診断コンテンツを信じたくなる効果

診断コンテンツの心理学効果

診断コンテンツを信じたくなる要素として、

以下の3つの心理学的効果について説明します。

バーナム効果

「バーナム効果」は、誰もに該当するような曖昧な表現を、
あたかも自分だけに当てはまるものだと捉えてしまう心理学的効果です。

たとえば、

占いで「あなたには悩みごとがある」と言われ、
たいていの人には悩みごとはあるにもかかわらず、
「当たってる」と感じてしまうようなものです。

ハロー効果

「ハロー効果」とは、ある顕著な特徴によって
全体的な印象が決められてしまう心理学的効果です。

たとえば、

占いで恋愛運や金運などの5つの評価項目があり、
そのうちの2つがまさに「当てはまる」場合、
残りの3つの項目は事実とは異なるにもかかわらず、
「あの占いはよく当たる」という評価をするようなものです。

気分一致効果

「気分一致効果」とは、同一の人間であったとしても、
受け取る情報をそのときの気分に合わせてしまう心理学的効果です。

たとえば、

診断コンテンツの結果に一度は納得ができなくとも、
気分が変わってから再度やってみると同じ結果でも
今度は納得がいった、というようなものです。

まとめ

以上、診断コンテンツに備わる

・やってみたいと思わせ、

・結果を信じさせ、

・シェアしたいと思わせる

理由の考察でした。

 

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